愛知県刈谷市のフィラリア予防なら、よこやま動物病院

0566-28-1122ご予約はこちらから求人案内

フィラリア

犬糸状虫症(フィラリア症)とは、フィラリアという寄生虫が蚊の媒介によりワンちゃんネコちゃんに感染する恐ろしい病気です。
フィラリア症に感染したワンちゃんの体内にはミクロフィラリアという子虫がいて、蚊が吸血する際に子虫も同時に吸い込みます。そしてその子虫は蚊の体内で感染力をもつ感染子虫に発育し、蚊が他のワンちゃん・ネコちゃんを吸血する際に感染子虫が注入されます。
ワンちゃんたちの体内に入った感染子虫は、皮下組織や筋肉などで2~3ヵ月をかけて発育し、その後血管に進入して心臓や肺動脈に寄生します。さらに3~4ヵ月後にはフィラリア成虫(雄は10~15cm、雌は20~30cmのそうめん様の虫体)となり、ワンちゃんたちの心臓・肺のほか、肝臓・腎臓など全身に障害を起こします。

症状

■慢性症

咳をする、運動を嫌がる、痩せる、お腹が腫れる(腹水が貯留)、貧血などがみられます。肺高血圧や心不全、多臓器不全を起こし、死亡することが多くみられます。

■急性症(大静脈症候群)

赤いブドウ酒のような尿(血色素尿)・循環不全(虚脱・呼吸困難など)が突然起こり、急激に死に至る危険性があります。慢性経過の後に、心臓の右心室や肺動脈に寄生している虫体が移動し、心臓の右心室と右心房をまたいで寄生することにより、急性症を引き起こします。

※ネコちゃんの場合・・・ワンちゃんとは違い診断治療が難しく、少数寄生でも突然死を起こすことがあります。

予防法

毎年予防時期の始めに血液検査を行い、体内のフィラリア虫体の有無を調べます。もし虫体がいると、予防薬投与の副作用により、重篤な症状を呈したり死に至ることもあります。(虫体がいる場合は、その程度によって対応が変わります)蚊に刺されることを防ぐのは難しいため、フィラリア症の予防は、皮下組織や筋肉内の感染子虫が血管内へ移動する前に予防薬を投与して感染子虫を駆除する方法が一般的です。よって、予防薬投与期間は蚊が出始めた1ヵ月後~蚊がいなくなった1ヵ月後まで(5~12月の8ヵ月間)、となります。

予防薬の種類

ワンちゃん

・経口タイプ
・滴下タイプ(月に1回)
・注射タイプ(1年に1回)

ネコちゃん

・滴下タイプ(月に1回)

フィラリア症は大切なワンちゃんネコちゃんの命を奪う恐ろしい病気です。ですが毎年きちんと検査・予防を行うことにより、防ぐことができる病気でもあります。
どうぞご家族の一員としての大切なワンちゃんネコちゃんの命を守るために、この病気を理解し、毎年しっかりとした検査・予防を続けて下さい。

電話をかける web予約 web予約の方法

PAGE TOP