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お知らせ
病気と予防のおはなし

肥満にご注意!

更新日時:2009/01/08


最近、メタボリックシンドロームという言葉をよく聞きますね(院長自身、耳が痛いですが・・・)。もちろん、ワンちゃん・ネコちゃんにも肥満はあり、とても大きな問題となっています。
肥満とは、『体内の脂肪貯蔵部位への過剰な脂肪の蓄積であり、その個体の理想的な生理学的体重を15〜20%以上超えるような状態』と定義されます。
ご家庭のワンちゃん・ネコちゃんは大丈夫ですか?


1. チェックしてみましょう!
● ワンちゃん・ネコちゃんにこんな様子は見られませんか?
・ 以前と比べてあまり遊ばなくなった
・ 横になっていることが多く、運動量が減った
・ 散歩に行きたがらなくなった
・ 歩き方がゆっくりになった
・ 少し動くだけでもすぐに息が上がるようになった
・ 食べ物の好き嫌いが出てきた(おやつや人の食事ばかりを欲しがる)
・ 見るからに体が丸くポッチャリしてきた
・ 近所の人から「最近○○ちゃん太ったわね〜」と言われた!
⇒これらには肥満が関与している可能性があります。
あてはまる項目が多いようなら、体重を測定したり、ボディ・コンディション・スコア(BCS)をチェックしてみましょう。
※ 肥満度測定には、体脂肪計やリポ蛋白質測定等の特殊な方法もあります


2. どうして太るの?
肥満の原因は、やはり飼い主様側にあると言えます。ワンちゃん・ネコちゃんは自分で料理をしたり、おやつを準備したりしません。飼い主様がしっかりとカロリー・コントロールを行うことにより、肥満を防ぐことができるはずです(ただし、中には病気が原因で太ってしまうこともありますので、注意が必要です)。
ほんの少ししかおやつを与えていないつもりでも、小さなワンちゃん・ネコちゃんにとってはかなりの量をもらっていることになります。ご家族の一人一人がそれぞれ(こっそり)与えていれば、尚更ですね。
摂取カロリー(食事)>消費カロリー(運動など)になるとカロリーオーバーになってしまいます。しかし、運動のみで消費カロリーを増やして痩せることはとても難しいので、やはり食事で摂取カロリーを調節することが重要です(もちろん健康維持のために毎日の適度な運動は欠かせません)。
また、避妊去勢手術をすると太りやすくなってしまいます。これは、性ホルモンによる性行動が制限され、必要エネルギーが減少するためです。

★ 子犬・子猫の肥満について
子犬や子猫はちょっと太っていてコロコロしていた方が可愛らしく、健康そうに見えます。しかし、この頃の肥満は成犬・成猫になってからの肥満と少し違うため要注意です。成犬・成猫の肥満は脂肪細胞のサイズが大きくなることにより太ってしまいますが、子犬・子猫は脂肪細胞の数が増えて太ってしまいます。つまり、子犬・子猫の時に肥満になってしまうと、将来サイズの大きくなる可能性のある脂肪細胞の数が多くなってしまうため、成長してからもより深刻な肥満になってしまうということです。


3. 肥満によってかかりやすい病気
・・・肥満により病気にかかりやすい体質になってしまうことがあります。
・ 循環器疾患:肥大した全身に血液を送らなくてはならないため、心臓に負担がかかります。
・ 関節・運動器疾患:肘・膝・股関節などに負担がかかり、関節炎や靭帯損傷を起こしたりします。
   椎間板ヘルニアになってしまうこともあります。
・ 皮膚疾患:皮膚のバリア機能が低下することにより、皮膚病にかかりやすくなります。
・ 消化器疾患:腸の動きが悪くなり、便秘気味になります。肝機能も低下します。
・ 繁殖障害:受胎率が低下するとともに、難産・帝王切開の確率が上がります。
・ 腫瘍(癌):各臓器や組織の抵抗力や機能が低下することにより、腫瘍(癌)を発症しやすくなります。
・ 内分泌疾患:糖尿病を発症しやすくなります。
・ その他のデメリット
  麻酔時・覚醒時の体への負担
  手術時の脂肪組織による手技難易度上昇
  免疫能力の低下
  回復力の低下
  長寿は難しい


4.肥満への対応
では、肥満にさせないようにするには、あるいは肥満になってしまった時にはどうしたらいいのでしょうか?
簡単に言うと、食べさせすぎはダメ! ということです。単純なことですが、それだけに余計難しいのですが・・・

◎ 食事について
 主食以外のもの(おやつ・ごほうびなど)を見直す
・おやつをあげすぎていませんか?
・ごほうびと称して少しの食べ物をたくさん、あるいは何回も与えていませんか?
・ご家族の皆さんの食事中に少しだけ『おすそ分け』をしていませんか?
まずはこの辺りから見直してください。思い当たるようなことがあれば、改善しましょう。『ほんのちょっとだけ』がワンちゃん・ネコちゃんにとっては大きな量になるのです。
★例:5圓離錺鵑舛磴鵑膨招3cmのおかしを1個与えたとします。それは50圓凌祐屬直径30cmのおかしを食べることと同じになります(もちろん、実際は違いますが、分かりやすく例えてみました)。
また、これはご家族の皆さんが協力しなくては成功しません。お母さん1人に頑張ってもらっても限界があります。・・・お父さん・おじいちゃん、大丈夫ですか?

 今食べているフードを見直す
・何となく感覚的にフード量を決めていませんか?
しっかりしたメーカーのフードであれば、パッケージのどこかに体重ごとの適正量が記されているはずです。その量を目安にして下さい。ぴったり合わせることが難しければ、±20%ぐらいまでなら調節も可能です。
                                          
成犬・成猫が1日に必要なカロリー量(kcal) の計算法

  ●成犬 = 110×体重(kg)0.75
  計算機で 体重 × 体重 × 体重 = √ √ × 110 =
  例えば、体重5kgの成犬の必要カロリー量は・・・
  5 × 5 × 5 = √ √ × 110 = 368 kcal

  目安: 体重2kgの成犬  →185kcal
      体重10kgの成犬 →619kcal
      体重15kgの成犬 →838kcal

  ●成猫 = 60×体重(kg)
  計算機で 体重 × 60 =
  例えば、体重5kgの成猫の必要カロリー量は・・・
      5 × 60 = 300 kcal

  目安: 体重2kgの成猫  →120kcal
      体重7kgの成猫  →420kcal 
                
  ※この計算法は、あくまで目安としてご利用下さい

・年齢にあったフードを選んでいますか?
各ライフステージによって必要なカロリー、栄養バランスは違ってきます。若いときのフードをそのまま何年も続けることは体にも無理がかかります。幼犬(猫)期・成犬(猫)期・老犬(猫)期の区別は最低限しましょう。
・質の良いフードですか?
極端に安売りをしているフードや、おいしさだけを追求したフードは避けて下さい。嗜好性を増すために脂肪成分過多にしてある場合があります。
・1日の食事回数は?
成犬(猫)以上の場合は、1日の食事時間と回数(2〜3回)を設定して下さい。1日に与える総量は変えずに、それを二分割か三分割にして与えます。 

 減量用フードなどを与える
『減量用』や『ローカロリー』のフードに変えましょう。
各メーカーからいろいろなフードが販売されていますので、動物病院にご相談下さい。
※ 製品名によく使われている『ダイエット』という言葉には、『食事』という意味しかありません。ですから、『ダイエット用だから痩せる!』ということではありませんので、お気をつけ下さい。
※ 避妊去勢後は太りやすくなってしまいますので、それに対応したフードも販売されています。

肥満に対する食事の対応は、→→の順番で行わなければ、良い効果は得られません。,鮃圓辰討覆い里法△いなり△筬のみを実行してもダメですよ!


◎ 運動について
毎日の運動は体にとって重要なものです。運動は適度に、健康維持のため、気分転換のために毎日行うようにして下さい。例えば、ワンちゃんの場合は散歩やボール投げ、ネコちゃんの場合は猫じゃらしやひもなどで遊ぶことです。これらはもちろん、コミュニケーションも兼ねています。
しかし、運動で消費カロリーを増やすことには限界があります。また、太っている子に過度な運動はかえって体に悪影響を及ぼすことがありますので要注意です。

◎ 減量プロセス
減量を成功させるためには、飼い主様の意識が最も重要です。ワンちゃんネコちゃんの肥満に対する飼い主様の意識が、どの段階にあるのかを認識する必要があります。
 .無関心期・・・肥満であるかどうかも考えない状態
 .関心期・・・肥満であることを認識している状態
 .計画期・・・減量計画を立てる時期
 .実行期・・・計画を実行する時期
 .維持期・・・得られた結果を維持する時期
皆さんのワンちゃん・ネコちゃんに対する意識は、今どの段階ですか?


5.最後に
『肥満は百害あって一利なし』のものです。健康で長生きのためにも肥満にならないように注意しましょう。もし肥満になってしまったら、それぞれのワンちゃん・ネコちゃんの体格や性格、生活リズム等に合わせて減量プランを決めていきましょう!迷ったら、お気軽に病院にご相談下さい。

 





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