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病気と予防のおはなし

ズーノーシスにご注意!

更新日時:2008/10/07


ズーノーシス(人獣共通感染症、動物由来感染症)とは、人と動物との間で共通して感染する病気のことです。その原因としては、ウイルスや細菌などの微生物から寄生虫まで多岐に渡ります。人の感染症は約1,700種あまり報告されていますが、その半数の約800種がズーノーシスといわれています。その中で約150種が重要とされており、日本国内で問題となるのは約40種と報告されています。

●動物病院と関連がある代表的なズーノーシスをいくつか簡単にご説明します。
・ 狂犬病<犬、猫、その他哺乳類>:狂犬病ウイルスを保有した動物に咬まれると感染します。発症すればほぼ100%死に至るとても恐ろしい病気です。日本では1957年以降発生していませんが、海外では毎年35,000〜50,000人の死者がでています。犬への狂犬病予防注射の接種率が低下している近年、国内での発生も懸念されています。
・ ブルセラ症<犬、その他哺乳類>:犬に流産を起こす病気です。保菌した犬のお産介助の際に人に感染し、発熱や筋肉痛、倦怠感等を周期的に起こします。
・ サルモネラ症<犬、猫、その他>:食中毒菌として有名ですが、犬では約20%、ミドリガメでは約60%が保菌しているといわれています。胃腸症状を起こし、乳幼児や高齢者では重症となることもあります。
・ パスツレラ症<犬、猫、その他哺乳類>:健康な犬や猫の口の中に常在する細菌で、犬で75%、猫で97%が保菌しています。犬や猫に咬まれたり引っ掻かれたりすると、激しい痛みや腫れ、化膿などがみられます。
・ レプトスピラ症<犬、げっ歯類>:レプトスピラを保菌した犬やネズミの尿中に菌が排泄され、河川や土壌で皮膚を通して感染します。軽症の場合は風邪症状程度ですが、重症になると黄疸や出血、腎障害などがみられます。(本来は南の暖かい地方によくみられる病気で、愛知県内での発生は少ないのですが、2007年は当院で1件、刈谷市内では計2件の報告がありました。)
・ 猫ひっかき病<猫>:バルトネラを保菌する猫に引っ掻かれたり咬まれたりした後に発症します。傷口の発赤やリンパ節の腫脹、発熱が起こります。ネコノミの関与も指摘されているので、ノミの駆除も重要です。
・ オウム病<鳥>:オウム病クラミジアに感染した鳥は元気食欲がなくなり、痩せて下痢を起こして衰弱死します。乾燥して舞い上がった糞便を吸入したり、口移しでエサを与えたりすることで人に感染し、高熱、咳、頭痛、倦怠感、筋肉・関節痛など、インフルエンザに似た症状を起こします。
 皮膚糸状菌症<犬、猫、その他>:カビの一種が原因となる皮膚病で、動物の病変部に接触することで感染します。感染部は円形に脱毛して広がり、かゆみを伴う場合と伴わない場合があります。仔猫などを抱っこする機会の多い子供や女性によくみられます。
・ トキソプラズマ症<猫>:トキソプラズマに感染した猫の糞便や生の豚肉から感染します。成人の約30%は感染した経験があるといわれていますが、妊娠中に初めて感染した場合には原虫が胎児に移行する可能性があります。詳しくは産婦人科にもお問い合せください。
・ 犬猫回虫幼虫移行症<犬、猫>:動物の糞便から排泄された虫卵が口を介して感染します。免疫力の弱い人や幼児では、幼虫が肝臓や眼、神経など全身に移動して様々な症状が出ます。公園の砂場などは回虫卵で汚染されていることがありますので、遊んだ後は手をよく洗いましょう。
・ エキノコックス症<犬>:多包虫症ともいわれ、北海道を中心に問題になっています。犬(キツネ)と野ねずみの間でエキノコックスは感染し増殖しますが、人へは犬(キツネ)の便中の虫卵を口にすることで感染します。10年以上かけてゆっくり肝機能障害を進行させ、発見が遅れると死に至ります。
・ 疥癬<犬、猫>:ヒゼンダニという肉眼では見えないダニが皮膚にトンネルを掘って生活するため、非常にかゆみが強いのが特徴です。感染した動物に接触することでうつりますが、動物の疥癬を治療すれば、人の症状は一過性で治まります。

●ズーノーシスを予防するために
1. 節度をもって接しましょう:濃厚な接触は控えましょう。(キスをしたり、食べ物を口移しで与えない。一緒の布団で寝ない。一緒にお風呂に入らない。)
2. 手洗いを行いましょう:動物と触れ合った後は、石鹸でよく手を洗いましょう。
3. 環境を衛生的にしましょう:動物の排泄物は、早めに処理しましょう。
4. 人と動物の健康管理をしましょう:病気に負けない抵抗力をつけるため、日頃の健康管理が大切です。またワクチンにより防げるズーノーシスもありますので適切なワクチン接種を行いましょう。
5. 動物の性質・性格を理解しましょう:人に慣れていなかったり、しつけが不十分であったりする場合は、咬まれたり引っ掻かれたりする機会が増えますので、注意しましょう。

●最後に
動物から人にうつってしまう感染症はたくさんあります。しかし、だからといって動物が全て悪いわけではないのです。ズーノーシスを正しく理解して適切に対応していけば、もっと動物たちと親密になれるはずです。
もし、体調を崩したりケガをしたりして病院を受診される場合には、『動物と暮らしている』『動物と思い当たる行為があった』ということを医師に告げてください。原因特定や薬剤選択の手助けになることがあります。
また、最近ではBSE(牛海綿状脳症)SARS(重症急性呼吸器症候群)そして高病原性鳥インフルエンザなど、動物と関連した新しい疾患が次々と出現しています。不確かな情報に振り回されず、適切な知識で冷静に対応していきましょう。





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