202101/08
なすとのお別れ
なすとは開業した次の年からの付き合いで、ずっと当院の『主(ぬし)』として君臨してきました。
保護された当初はまだ目も開いていなくて、体重も90gの小さな小さな子猫でした。
かなり衰弱しており、ミルクも自分では飲めませんでした。
注射や胃カテーテルなどの治療でなんとか回復していってくれました。
『なす』という名前の由来は、保護してくれた方が『看護婦さん』でしたので、『ナース』→『なす』という流れからです(また好きな野菜の名前でもありました)。
以後、院内ネコたちに『野菜のなまえ』は引き継がれていきます。
なすはちょっと怒りんぼうさんで、咬まれたり引っ掛かれたりすることも多々ありました。
院長ともよくケンカをしていました。
(やはり社会化期に他の猫と接することは大切ですねー・・・)
ただ、時折見せる甘えた姿は、この上なく可愛いものでした。
2021年1月7日20時48分
なすは、院長と副院長に看取られながら旅立っていきました。
17歳半でした。
なす、長い間ありがとう。
病院にいるのが当たり前の存在だったから、とにかく寂しいよ。
天国ではちりんに会えたかな?