ノミダニの予防

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202107/20

ノミダニの予防

お家のワンちゃんネコちゃんたちは、ノミやダニの予防をしていますか?

(★ここで言う「ダニ」とは、主に「マダニ」のことを指しています)

 

お散歩時や他の子からもらってしまうノミも、草むらなどでよく付着してくるダニも、噛まれた動物たちに様々な影響を及ぼすとともに、同じ環境で過ごす人間にも影響を与えます。

 

寄生虫の増えるこの時期を、ご家庭全体のためにも、予防を通じて心地よく過ごしたいものです。

 

ノミダニ予防薬には、様々な種類があります。

当院で扱っている予防薬の使い方を大きく分類すると2種類に分かれます。

 

1.スポットオンタイプ(滴下タイプ)

ピペットに入った液状のお薬を、首の後ろあたり(舐めにくい場所)に滴下します。

毛をかき分けて、なるべく皮膚に薬剤をつけていきます。

滴下後は、できれば丸1日(24時間)ほどシャンプー(全身洗い)を避けてもらった方がいいです。

経口タイプとは違い、食べ物に好き嫌いがあったり、食の細い子などには使いやすいですね。

ネコちゃんはほぼこのタイプです。

 

2.経口タイプ

比較的新しいタイプのお薬も出てきています。

駆虫効果が早いことも特徴です。

何でも食べられる、好き嫌いのない子には非常に投与しやすいです(おやつ気分で喜ぶ子も)。

シャンプーの制限はありませんが、胃腸の弱い子には要注意です。

また、お薬の食べ残しや吐き戻しなどにも注意してください。

 

他にも、フィラリアやお腹の虫の予防も同時にできるタイプのお薬があったり、持続期間の違い(1回で1ヵ月・3ヵ月効くなど)があったりと、選択肢は多岐にわたります。

お家の子に無理なく合うタイプのお薬を、お選びいただけたらと思います。

 

さて、

恐ろしいことに・・・・

ノミは1匹でもその姿を目にしたときには、その20倍近い数の卵や幼虫・さなぎが周囲に落ちていると計算されます。

ですので、1ヶ月間のみの予防では追いつかないことも多く、薬が切れた頃にまた繁殖を許してしまいます。

 

また、マダニは秋以降も草むらに生息していることがあり、種類や地域によっては冬にも活動するマダニもいます。

 

そこで、

当院で今一番お勧めしているノミダニ予防薬は、「3ヵ月効果の持続するスポットオン製剤」の『ブラベクトスポット』です。

(ネコちゃん用の『ブラベクトプラス』にはノミダニの他に回虫鉤虫の駆虫効果もあります)

この予防薬を年4回使って、通年の予防をすることが理想です!

通年がなかなか難しい、という方にお勧めなのは、4月・7月・10月の年3回投与です。

この3回の投与で4月~12月までの期間をカバーできます。

今までも経口タイプの3ヵ月持続予防薬はありましたが、スポットオンタイプが新しく発売されました。

予防時のストレスも少なく効果も長く続くため、使いやすくとても好評です(一部のサイズはお取り寄せとなります)。

 

またマダニは、人にも影響を及ぼす病気をいくつか媒介することも分かっていて、そのなかでもSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という病気は近年大きな問題になっています。

(※ SFTSに関する詳しいお話は、情報量が多くなってしまいますので、別の機会にさせていただきます)

マダニの予防は、ワンちゃんネコちゃんだけではなくヒトへの被害も防ぐために重要なこととなります!

 

ノミダニに寄生されると、単に血を吸われるとか、痒い・気持ち悪いとかだけではないのです!

予防をしっかりと行って、健康に、快適に過ごせるようにしていきましょう!

 

※HP内の『予防診療』『ノミ・ダニ予防』のページもご参考にしてください。

 

(★今回出てくるノミダニはすべて模型ですので、ご安心をっっ・・・‼)

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