外にいるネコちゃん

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202304/26

外にいるネコちゃん

先日、当院駐車場から隣の空き地(崖)にふと目をやった際、一頭のネコちゃんを見つけました。

崖の道路寄りを探索中のようで、草の中を移動する身体が見え隠れしました。

当院前にも面するこの道路は交通量の多い県道で、3~4年に1件ほどネコちゃんの交通事故を経験しています(最近は減ってきました)。

そちらの方に行かないかハラハラしながら見守っていましたが、どうやら反対側の崖下に降りるようでした。

まずはホッとしました。

じーっと見ていると、どうやらネコちゃんもこちらに気づいたようで、だんだんと足早になってきました。

そんな状況でこちらが『にゃ~』と声をかけると、一瞬ピタッと動きを止めて振り返る・・・

すぐに動き出すのですが、また『にゃ~』と声をかけると・・・同じ反応の繰り返し・・・

ちょっとした「ダルマサンガコロンダ」状態で、楽しませてくれました。

最後には崖下の小道を東の方へ歩いて行きました。

 

ネコちゃんにも、お散歩が大好きな子や、もともと外ネコちゃんを大きくなってから保護した子など、いろいろだと思います。

外で元気に走り回っていろいろな仕草を見せてくれるネコちゃんを見かけることは嬉しいですし、それが本来の姿だとは思うのですが、心配な気持ちもあります。

もちろん飼い主さんが帰りなどを見守っていることと思いますが、最近のネコちゃんを取り巻く諸事情などの観点から考えると、一般的には室内飼育の方が望ましいと言われています。

 

※刈谷市のホームページにも、『ねこの飼育4原則』として以下のことが記載されています。

1.室内飼育:交通事故の防止、感染症の防止、近所迷惑の防止

2.繁殖制限:避妊・去勢手術の実施(生殖器系の病気予防やストレス回避にもなります)

3.所有者明示:首輪や名札の装着の他に、マイクロイチップも推奨します

4.終生飼育:家族の一員です!

 

先ほど元気な姿を見せてくれたネコちゃん。

これからも交通事故などに合わずに、元気で健康に過ごしてくれることを祈るばかりです。

 

そういえば以前は、子供たちが(予期せぬ繁殖の結果と思われる)子ネコちゃんを拾ってきて、「飼いたい~」と親御さんと話し合っている・・・

そんなやりとりも時折見られました。

今では子供たちが屋外で子ネコちゃんを見かけることはあまりないようですので・・・懐かしい光景ですね。

~保護された頃(2007年)のにんじん~

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