ワンちゃんのお散歩

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202306/23

ワンちゃんのお散歩

ワンちゃんと一緒に暮らしている皆さん、お散歩に行っていますか?

 

ワンちゃんにとって、お散歩はとても大切なことです。

もちろんワンちゃんの状態や病気・体調不良・環境などの理由で行けない場合もあると思います。

ですが基本的には、健康な状態ならばできる限り毎日行ってあげて欲しいと思います。

 

お散歩の効果としては、

・適度な運動:歩いたり走ったり、または公園等で遊んだりすることによって、消費カロリーを増やし健康な体格維持に役立ちます

全身を使う運動をすることで、お腹も空くことになり、安定した食生活を送ることができます

・ストレス解消:広い屋外へ出ることで、開放感を味わえます。精神的な安定も得ることができます

・脳への刺激:外部の変化を受けることで、脳への良い刺激となり、健やかな成長を促進したり、老化を緩やかにしてくれます

・コミュニケーション能力の向上:他のワンちゃんや他人と接することにより、社交性が増します

などが挙げられます。

 

逆にお散歩に行かないことにより、

・体格・成長過程の不安:運動不足による肥満になったり、筋肉・骨格形成など成長過程に影響を及ぼす可能性もあります

・食事:お腹が空くことが減り、身体に必要な量より少ない食事となる場合や、偏食に陥りやすい場合もみられます

・老化:筋力の低下が早くなり、老化現象が早期にみられる場合があります

・精神的問題:狭い環境などによるストレスが溜まったり、怒りっぽくなったり、問題行動が認められる場合があります

上記のような危険性が考えられます。

 

よく「ウチのワンちゃんはお庭や家の中を駆け回っているから大丈夫!」という声を聞くことがあります。

運動面・1日の運動量としてはクリアできている場合もあるかと思いますが、精神面や身体と脳への良い刺激を受けること・ストレスの解消などへの影響には不十分な場合も考えられます。

慣れた縄張り(個の環境)内だけでなく、いろいろな刺激のある外環境(近所のお散歩コースで十分です)を経験させてあげましょう。

 

また、中には元々お散歩が苦手だ、というワンちゃんもいます。

これは、幼犬時の「社会化期」を上手く過ごせなかった事も原因の1つといわれています。

ワンちゃんは生後3週間~12週間が最も社会化に大切な時期といわれ、この期間の過ごし方でその後の性格形成などにも大きな影響を与えます。

特にワクチンなどの予防時期を過度に考え過ぎることなどにより生後4~5ヵ月齢までずっと家の中のみで保護をしたりすると、お散歩が苦手になってしまうことがあります。

ワンちゃんをお家に迎えた際は、環境の変化に慣れてきたら少しずつ外へ出て、いろいろな経験と刺激を与えてあげてください。

それが楽しい思い出になれば、きっとお散歩が大好きになるはずです!

※ただし、ワクチン未接種における感染症などのトラブルにはご注意ください。

ワクチン接種が完了していない場合やお散歩に慣れない間などは、抱っこで外へ連れて行く・行く場所や会う相手を選ぶなど、工夫しながらお散歩をする方法もあります。

 

老犬になり、足腰が弱くなって歩けなくなったとしても、外へ行くことはとても良い刺激になります。

体調が良いのであれば、抱っこやカート・ワンちゃん用車椅子などで外出するのも良い方法だと考えられます。

外の風や匂いを感じたり、雰囲気を味わう、音を聴くなどたくさんの刺激・事柄を身に受けることで、脳が良い意味で疲れます。

それらにより、夜鳴きを含めた痴呆症状を緩和できる場合もあります。

また、ずっと家の中で寝たきりなワンちゃんの場合などは、退屈が解消されたり、とても気持ちの良い気分転換にもなることでしょう。

 

ワンちゃんとお散歩をすることにより、ヒトも運動不足の解消になりますヨ!

ただ、これからの時期のお散歩は熱中症の危険性もありますので、ワンちゃんもご家族の皆さんも、しっかりと暑さ対策も行ってください。

特に気温の上がる日中のお散歩は避けて、夕方以降の涼しくなってからか早朝がオススメの時間帯です。

水分補給もしっかりと行ってくださいね!

ワンちゃんもご家族の皆さんも、一緒に楽しくお散歩に行き、健やかな生活の一助とされることを願っています。

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