血圧測定

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202306/09

血圧測定

健康診断時や病院などで、血圧測定を行ったことのある飼い主様も多いと思います。

TVのCMで高血圧の注意喚起を目にすることもあり、血圧測定は比較的身近な検査ともいわれています。

 

ヒトと同じように、ワンちゃん・ネコちゃんでも血圧を測ることがあります。

主に通常診療や緊急時、そして手術中などに測定することがあります。

※麻酔・手術中は他のモニターと共に常時測定となります

 

診察室での測定を例に挙げますと・・・

血圧の数値は、主に循環器疾患や泌尿器疾患、全体的に調子が悪い状態、またどこかを痛がっている状態などにおいて、変動がみとめられます。

 

測定場所としては、通常は前肢か後肢のどちらかで行います。

サイズの合ったカフを巻いて、“キュー”と締め付けた後、ゆっくりと緩められていく過程で測定されます(ヒトと同じで痛くはありません)。

《様々なサイズのカフ》

 

測定にかかる時間は、30秒ほどです。

なるべく心臓と同じ高さにカフ部を持っていきたいのですが、手足を触ると力が入ってしまうこともありますので、自然体で測定することも多いです。

当院で使用している測定器では、最高血圧値・最低値・平均値そして心拍数を測定することができます。

 

測定中はできる限りリラックスをしてジッとしていてほしいのですが、診察台の上では緊張してなかなかそのような状態にはなるのは難しい場合も多いです。

また、カフを巻かれること自体を嫌がる場合もあります。

ですので、なんとか測定できた場合でも残念ながら『参考値』となってしまうことも多くみられます(また、緊張等により数値は高めに出てしまうことが多く認められます)。

ただ、継続的に測定することにより、各々の平均血圧値を出しておき、その数値と照らし合わせて現状の血圧状態を推定することができます。

これは、健康状態の把握にとても有効となります。

 

さて、トレスは―――

ジ~っと動かずに頑張っていますが・・・

 

結果は、最高血圧値114mmHg・最低値90mmHg・平均値99mmHg・心拍数139回/分 となりました。

うん、まずまずの値ですねー!

ただ、下のグラフ(オシロメトリック波形)の山型が少しズレている(圧力検出がやや不安定)ので、もう少しリラックスできていたらよりよかったかなと思います。

病院に慣れているトレスでも、測定時にはやや緊張してしまったようです。

 

また、ネコちゃんは手足の他に尾部で測ることもあります。

ワンちゃんのようにそんなにしっぽを振らないので、測りやすいです。

 

ところで、

院長も血圧がやや高めなので、毎日測定をして薬を飲んでいます・・・

(もちろん、ヒト用の測定器を使用しています!)

高血圧は重大な病気に繋がることもありますので、ワンちゃんネコちゃんをはじめ飼い主の皆様方もどうぞお気をつけくださいね!

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