ペット同行避難

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202312/02

ペット同行避難

かねてより、近いうちに大規模災害が東海地方にも起こるだろうと、言われていますね。

災害への備えはいろいろとされていますか?

災害が起こったときに最初に行うことは、もちろん飼い主様ご自身やご家族の安全確保だと思われます。

ですが、同時にペットの安全確保についても、普段から考えて備えておく必要があります。

いざというときに慌てないように、ペットにも基本的なしつけや予防、準備などを行っておきましょう。

 

避難する際、ペットと一緒に避難できるように日頃からキャリーバッグやケージに入ることなどに慣れさせておくことも必要です。

また避難所においては、自治体の指示に従ってルールを遵守し、他の避難者への配慮もとても大切になります。

 

現在、刈谷市で「ペット同行避難」ができる避難場所は、市内6つの中学校となっています。

(刈谷南中学校・刈谷東中学校・富士松中学校・雁が音中学校・依佐美中学校・朝日中学校)

 

11/26(日)に、刈谷南中学校区で行われた避難訓練を見学してきました。

「ペット同行避難」の訓練も同時に行われました。

 

午前8時30分に発災(想定)後、近隣住民の方々は、近所で小団体となって避難場所に集合されました。

本部の一角にはペット避難に関する資料を展示してあり、興味をお持ちの方がいろいろと説明を受けていました。

またその向かい側には、ペット避難受付を設けてあり、ペットのいるご家族はここで受付を行い、ペット避難所への誘導を受けていました。

飼い主様もペットたちも、頑張って避難の訓練をしていました。

今回、同行避難の訓練に来ていたワンちゃんたちは、やはり小型犬の子が多かったです。

実際の場合は大型犬やネコちゃん・その他小動物たちも一緒に避難する状況を、実現させていくこととなります。

 

今のところ、ペットの避難場所としては、屋根があることから駐輪場が設定されています。

残念ながら現在の取り組みでは、「ペット同行避難」をしても飼い主様は体育館等の屋内へ、ペットは駐輪場にて過ごす設定です。

この点はこれから改善の余地も多々ありそうです。

(全国的には屋内避難所にてヒトとペットが同じスペースで過ごすことができる「ペット同伴避難」という取り組みもあります)

当地域では、まだまだ「ペット同行避難」の試み自体が認識途中ということもあり課題は多いようですが、早期に「同行避難」ひいては「同伴避難」が浸透することを願っています。

 

最後に、災害時に最も避けたいことは、

「ペットがいるから一緒に避難できない、したくない」と飼い主様方が考えてしまうことです。

避難をしない、あるいは避難が遅れてしまうことで被災したり、またペットの様子を避難所から見に帰宅した際に被災することが考えられています。

また、ペットとの車中避難にも様々な危険性があります。

それらの観点からも、災害時にはまず避難所への「ペット同行避難」をすることを推奨しています。

日頃から、ヒトもペットも想定した災害への心構えや備えを、どうぞお持ちくださいね。

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