犬や猫の熱中症について知ろう!<後編>「普段の生活・お散歩・便利グッズなど」

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202608/07

犬や猫の熱中症について知ろう!<後編>「普段の生活・お散歩・便利グッズなど」

最後に、犬や猫の熱中症について、普段の生活を中心に気を付ける点をお話ししていきます。

 

〇普段の生活で気を付けることは?

 

★室内で涼しく過ごすためには

犬や猫が快適に過ごせる室温は25℃(2226℃)前後、湿度は50%前後といわれています。

締めきった部屋で室温が高くなることは避けましょう。

窓を開けても熱風が入ってくることも多いので、エアコンを稼働させましょう。

直射日光を遮るためにカーテンを閉める(UVカットフィルムを窓に貼る)、サーキュレーターを使用して冷気を循環させることも有効です。

 

飲み水は数カ所に設置してこまめに交換しましょう。

もし水をこぼしてしまった場合や、水が熱くなってしまった場合などにも対応できます。

自動給水器などを活用することも有用です。

保冷剤を数カ所設置しておくことも好ましいですが、誤嚥等の危険性も考えて水を凍らせたペットボトルなどを利用するのも良いでしょう。

 

※お留守番時は特に気を付けましょう

停電や故障の場合も考えて、対策を取りましょう。

スマートリモコンや保冷剤・自動給水器なども活用することも良いでしょう。

エアコンの故障なども考慮して、部屋の一部のドアを開けておき、窓の空いた部屋や廊下などへ避難できるようにしておくことも有効です。

また逆に部屋が冷えすぎた場合に、暖を取れる場所や毛布などを設置しておくことも良いでしょう。

 

★屋外飼育の場合は

暑い時期だけでも涼しい玄関先などに避難させてあげるとよいでしょう。

難しい場合は、日よけや風通しの良い場所を作り、十分に水分補給ができる状況を整えましょう。

屋外では水がお湯になりがちなので、こまめに交換しましょう。

 

★車内で過ごす場合は

車に乗る場合は、必ずエアコンは稼働させた状態を保ちましょう。

また飲み水はいつでも自分でも飲めるように準備しましょう。

直射日光が当たらない場所に乗せて、エンジンは切れない状態を保ちましょう。

少しの間でも、犬猫だけで車内に放置するのは避けてください。

危険です!

ドアを閉めてから5分後には10℃ほど室温は上昇し、28℃だった車内は38℃に、1時間後には50℃近くになります。

窓を開けている・遮光グッズを活用しているなどでは対応できないので、危険性を認識した行動をしましょう。

エアコンをつけた状態でも、人間がいない状態ではどのような事態が発生するか不確定です。

放置することは絶対にやめましょう!

 

〇夏場のお散歩は工夫が必要!

ワンちゃんにとってお散歩は、体力づくりや精神的にも必要な事柄です。

ですが夏場のお散歩には、危険性を回避するためにいくつかの工夫が必要となります。

 (院内掲示板にも複数掲示しています)

 

◎お散歩の前に「5秒チェックを!」

真夏のアスファルトは60℃を越えることがあります(マンホールやグレーチングなどでは更に上昇します)。

まず、歩く予定の地面を手の甲(手のひらや足の裏などでも良いです)で5秒触ってチェックをしましょう。

ワンちゃんの足裏の肉球がやけどしないか、アスファルトの近くでも呼吸がしやすいか、予定時間お散歩を続けて問題のない温度か、などを確認してからお散歩ができるかを決めましょう。

日が沈んでも、日中の熱さを蓄えたアスファルトは長時間熱を放出し続けます(放射熱)。

夜間でも地面を触ってのチェックは行いましょう。

この地域での夏場お散歩時間のおすすめは、だいたい日の出~朝5時頃まで、または夜21時頃以降です。

 

お散歩のコースも工夫しましょう。

日陰の多いコースや、土や芝生の上を歩かせるようにしましょう。

公園の木陰や川沿いのコースなどは、アスファルトよりは温度が低く比較的安全な場合が多いです。

お散歩時も、水分補給はこまめに行うようにしましょう。

 

〇クールグッズを有効活用!

さまざまなクールグッズが販売されていますので上手に活用してください。

●屋内用:冷感アルミプレート・ジェルマット・ペット用クールベッド・遮光カーテン・UVカットフィルムなど

●屋外用:遮熱ウエアやクールベスト・首や体に巻く冷却(冷凍)チューブ・犬用靴・携帯用水飲みボトル・クールスプレーなど

 

熱中症は、適切な知識と準備があれば比較的予防しやすい病気ですが、一旦発症してしまうと命に関わる病気でもあります。

この病気について知り、少しでも様子がおかしいと感じた場合はすぐに動物病院に相談をしましょう。

飼い主様の行動により、お家の大切なワンちゃんネコちゃんを守ることができます。

暑い夏も、熱中症への適切な予防と対策を行いながら、楽しく過ごしましょう。

 

参考HP

〇日本気象協会:

ペットも熱中症に注意!~持ち歩ける「イヌ・ネコの熱中症予防対策マニュアル」を今年も配布~  https://www.jwa.or.jp/news/2020/08/10725/

熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進https://www.netsuzero.jp/

こんな人は特に注意!「犬や猫を飼っている人」 | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進https://www.netsuzero.jp/learning/le09

[公財]日本動物愛護協会:熱中症について|公益財団法人 日本動物愛護協会https://jspca.or.jp/necchusho/about/about01.html

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