202608/07
犬や猫の熱中症について知ろう!<中編>「熱中症への対処法と危険度」
続いて、熱中症への対処法と危険度についてお話していきます。

〇熱中症の症状がみられたら、どうしたら良いの?
まずは涼しい場所へ移動させましょう。
水分補給を行い、体を冷やすために濡れたタオルをかけたり、水道水をかけたりしてください。
症状が落ち着いたら、涼しくしながら(車内のクーラーや窓を開ける、タオル等でくるんだ保冷剤を体にあてるなど)動物病院を受診しましょう。
意識がない場合は、体を冷やしながら早急に動物病院へ!

★涼しい場所(状況)へ移動
屋外の場合は、地面(道路のアスファルト)を触ってみてください、とても熱いことが分かると思います。
早めにその場を離れるようにして、より涼しい場所へ移動しましょう。
可能ならばすぐに室内へ、公園などでは木陰や土の上などを一時避難場所として利用しましょう。

室内ではクーラーを更に効かせる、日の当たらない場所へ移動するなど、今いる状況より更に涼しくなるように対応しましょう。
★水分補給を行う
犬は人間のように汗をかいての体温調節ができません。
しっかりと水分補給をおこなってください。
市販の動物用経口補水液や、人用のスポーツドリンクを2~3倍に薄めたものなどを少量ずつ飲ませるのも有効です。
(誤嚥を防ぐためにも、自分で飲めない場合は無理をさせないようにしましょう)
★体を冷やす
冷たいタオルで体を拭いてうちわであおぐ、常温~少し冷たい水道水をかけるなどをして冷やしてください(氷水などでの急激な全身の冷却は血管収縮等を起こすため避けましょう)。
体の太い血管が通る部分(首の両側・脇の下・内股など)を集中的に冷やすことも良いでしょう。

★動物病院へ
症状(ふらつき、体の熱さ、苦しそうな呼吸など)が落ち着いたら、涼しくしながら動物病院を受診しましょう。
意識がない・痙攣しているなど症状が重篤な場合は、すぐに動物病院に連絡をしましょう。

<症状別危険度>
▷初期:すぐに対処をしましょう、回復可能な場合が多いです
激しいパンティング・落ち着きがない・よだれが大量に出る・目や口の粘膜が赤くなる・いつもよりたくさん水を飲む・散歩を嫌がるなど
▷中期:危険な状態です、一刻を争うので重篤化する前に動物病院へ向かいましょう
ふらつく・倒れる・歩行がフラフラしている・立ち上がれない・嘔吐や下痢・名前を呼んでも反応が弱い・ぐったりして動こうとしない・ふるえ・目の焦点が合わない・体温を測る(肛門部)と40℃を越えているなど
▷末期:命にかかわる緊急事態です、一刻も早く動物病院へ!
意識がない・痙攣をおこしている・吐血・血便・呼吸困難・チアノーゼ(舌や歯茎などの色が紫色になる)など

犬や猫の熱中症について知ろう!<後編>「普段の生活・お散歩・便利グッズなど」
に続きます