202011/13
ありがとう、ちりん
15年前、ちょっと変わった眼をしたコワカワイイ子犬(女の子)が病院の子になりました。
『ちりん』という変わった名前は、当時ポケモン好きだった息子が名付けました。
性格はやや臆病で人見知りが強く、ちょっと気難しいところもありましたが、ちゃんと導いてあげれば心を許してくれてよく甘えてきます。
輸血が必要なワンちゃんへの供血犬として何頭もの子の命を救ったり、中学生の職場体験では健康診断対象として頑張ってくれたり・・・しっかりと仕事もしてくれていました!
院内猫たちとの仲も良く、よく待合室でじゃれ合ったり同じおやつを取り合ったりしていました。
インコにも興味津々です。
2年前に脳神経疾患を患ってからずっと、斜頸・眼振・起立困難・歩行困難などを繰り返すようになってしまいました。
この頃に一気に歳をとったような感じになりました。
散歩に行ける距離もだんだん短くなって、半月前からはついに寝たきりに。
注射、点滴、投薬、体位変換、褥瘡処置、流動食などで頑張ってきましたが・・・
2020年11月12日12時30分、スタッフにも見守られながら旅立っていきました。
15歳と4カ月。
当院が開院して18年になりますので、長い時間を病院と一緒に過ごしてきた子でした。
今、改めてその存在の大きさを実感しています。
ちりん、長い間一緒にいてくれて、ありがとう!