202206/20
にまめの避妊手術
にまめもそろそろいいお年頃になってきたので、先日、避妊手術を行いました。
手術当日、食べることが大好きな彼女にとって朝食抜きはなかなかハードな境遇だったようで、かなり不満を訴えていました。
さて、お昼から避妊手術開始です。
(※以下に手術画像が出てきます。閲覧にはご注意ください!)
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全身麻酔・毛刈り・消毒をした後に、ヘソの下方からメスを入れます。
猫の両側の卵巣と子宮は、形状的に“Yの字”になっています。
まずは片側の卵巣を牽引して、外に出します。
シーリングの器具で、卵巣下の血管・靱帯(卵巣提索部)を止めてから、卵巣を切り離します。
《鉗子(銀:右上)とシーリング(青:中央やや左下)の間にあるポッコリしたものが卵巣です》
※シーリング:血管などを糸を使わずに止める手術器具です。体内に糸を残さずに、確実・スピーディーに施術できます。ただし、状況によっては結紮糸で縛ることもあります。
両側の卵巣の切り離しが終わったら、次は子宮の処置です。
子宮も同様の方法で、根元の方(子宮体と子宮頸管の間)より切り離していきます。
摘出が終わった卵巣と子宮はこのような感じになります。
シーリング部の幅をとりますが、左右の子宮(子宮角)は繋がっています。
また、シーリングした外側を切除するため、摘出部の方からは多少の出血が認められます。
子宮卵巣摘出後は、腹膜と皮下織、皮膚を縫合して終了です。
やんちゃなにまめは、舐めても大丈夫なように、抜糸の必要がない方法(埋没縫合)を選択しました。
目が覚めた後のにまめはちょっと甘えん坊さんになっていました。
にまめ、よく頑張ったねー!
少しはオシトヤカになるんだよー!!