202411/11
あいち防災フェスタ
昨日、庄内緑地公園で「あいち防災フェスタ」が行われました。
防災フェスタ自体は以前から県内各所で行われていましたが、今回は動物関連の「ペット防災マルシェ」が同時・初開催です。
私たちも(公社)愛知県獣医師会として、「能登半島地震動物救護パネル」「初期救護(+心臓マッサージ)」「マイクロチップ」についての展示・実演を行いました。
団体として初めての参加でしたので、最初は人の流れや時間配分を上手く把握できずにいましたが、しばらくすると慣れてきてスムーズに進行することができました。
たくさんの方が当ブースに来てくださり、さまざまな試みに挑戦してくださいました。
中でも心臓マッサージには多くの方が興味をお持ちくださり、説明を聞いた後に犬の模型を使って一緒に実演をしていきました。
心臓マッサージの実演相手として大型犬模型と小型犬ぬいぐるみが用意されていました。
大型犬模型はその容姿がリアルすぎて怖がられるのではないかと思っていましたが・・・
可愛いぬいぐるみよりは臨場感があってよかったのか、みなさん大型犬模型での体験を選ばれていました。
また、マイクロチップについての説明や読み取りの実演も行いました。
マイクロチップに関しては、ご自身のワンちゃんたちに装着されているのは知っていても、どのような物が埋め込まれていて、どういう情報が読み取れるのかをご存じない方も多くみられました。
実際に会場に連れてこられたワンちゃんにマイクロチップリーダーをあてて識別番号を検出していただき、環境省のデータベースにどのような登録内容が書かれているかを説明しました。
能登半島地震での動物救護やシェルターについてのご質問も多くいただきました。
記憶に新しいことでもあり、また今後東海・東南海地震の可能性もある中、とても身近に感じられる出来事と捉えられている方が多くみえました。
当ブースまで足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
会場では、他にもさまざまな企業や団体が防災に特化したブースを展開していました。
私たちも、空き時間に他ブースの体験もさせていただきました。
<ペットの避難施設コンテナ>
特に印象に残ったのは「煙体験ハウス」で、人工スモーク(水蒸気)を煙に見立ててブース内を充満させ、中の通路を通り抜ける体験です。
もちろん火事の時を想定してのものですが、火事は火よりも煙が怖いということが実感できました。
<煙が充満したブース内>
かろうじて足元が見える感じで、なんとか通り抜けることができました。
他にも興味深い催し物もたくさんあって、充実した1日を過ごすことができました。
今回のように、楽しむことでも防災に対する意識が向上して行くのは、とても有意義なことだと実感しました。
防災が必要な事態は起こって欲しくはありませんが、日頃から意識して準備おくことは大切ですね。
それがご自身と共にペットのことも考えられることはとても素晴らしく、今後一層重要になっていくことを願っています。